最終更新日時 : 2006/01/15

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シーラントについて

 歯にはむし歯になりやすい部分となりにくい部分があります。

むし歯になりやすい部分、つまりは歯ブラシが当たりづらい部分のことですが、一つは歯の咬み合わせの溝、もう一つは歯と歯肉の境目、そして歯と歯の接している境目の3カ所です。

このうちの咬み合わせの面の溝がかなり深い場合があり、歯ブラシを当てているつもりでも、溝の奥までは毛先が届かず、汚れが残ったままになることがあります。

そのため汚れが入りむし歯になる前に、この深い溝を埋めてしまうのが「予防填塞(シーラント)」と呼ばれる処置です。

この処置自体は虫歯の治療ではありませんので、歯を削るわけではありません。

 一般的な治療手順としては、

1.唾液などが処置部分に入らないよう、あるいは処置薬剤が漏れたりしないように処置する歯のまわりを菲いゴムの膜で覆ったり、綿をロール状にした物で覆います。

2.薄い濃度の酸性の液などで、咬み合わせの溝に既に入っている汚れを除去したり、超音波振動する器具を使い溝の中を掃除します。

あるいは最近は、レーザーを照射することにより、溝の中の汚れを蒸散させる場合もあるようです。

3.透明、赤、白色などいろいろな色がありますが、プラスティック類似の詰め物を溝の部分に流し込みます。

4.光を当てて、溝に流し込んだ詰め物が固まれば処置は終了です。

 効果については、このシーラントによって咬み合わせの溝からのむし歯の発生を抑えることができますが、歯を削らずに詰めていることから、時折端が欠けるなどする場合があり、この場合でも汚れが入っていなければ、また再度詰めることもできます。

 なお、このシーラントもフッ素塗布もそうですが、きちんと口の中を管理できていないと効果が発揮されません。

薬を詰めたから、とか、フッ素を塗ったからと、口腔清掃を怠るととんでもないしっぺ返しが来ることがあります。

歯ブラシやデンタルフロスなどを用いた清掃法やおやつ=間食(甘い物ではありません)についても、一度歯科医院でご相談ください。

大人でさえ虫歯の治療は嫌なものです。

子供さんではなおさらです。守ってあげることができるのは、保護者の方だけです。

むし歯にしないようがんばってあげてください。