最終更新日時 : 2006/01/15

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朝、起きたら朝食を食べる前に舌の掃除をしませんか?それから、バランスのとれた朝食を食べていますか?舌の掃除は、欧米などでは古くから行われていて、わが国でも浮世絵「舌を掃除する婦人/歌川国貞」に舌を掃除している姿が描かれています。舌の掃除とは舌の上についている苔を柔らかいブラシなどで除去することです。

 お口の臭いを口臭といいます。口臭は、真性口臭と仮性口臭、口臭恐怖症に大きく分けられます。その中の真性口臭は生理的な口臭と病的な口臭があります。図のように健康な方でも起床時には、揮発性硫黄化合物(VSC)による口臭が強くなっています。その後食事をすることにより唾液が口臭を少なくします。寝ている間は舌の運動が少なく唾液も少ないので、舌の奥の方(舌背)に口の中の細菌が苔状に溜まります。この苔が生理的な口臭の原因といわれています。

 緊張して口が渇き、ずっと黙っていても同じような状態になっていると考えられます。とはいえ舌は非常にデリケートです。舌の掃除は1日1回程度が原則です。歯磨き粉なしでやさしく行いましょう。

それと同時に舌の色や形を毎日見てください。体調の良い日の舌と悪い日の舌は明らかに違いを見せます。例えば、飲酒習慣のある方は舌の裏側の血管(舌下静脈)が腫れて、枝分かれが多く見られます。体に熱があるときは舌が赤くみえたり、黄色の苔がついていたりします。このような時は体の防衛力が弱く歯周病が悪化することもあります。

 毎日の食事の影響も舌の色や形に現れます。動物の歯の形態と食事内容には密接な関係があります。肉食動物には先が尖った歯があり、草食動物には臼状の臼歯があります。健康な人の場合その形態から切歯/犬歯/臼歯が2/1/5の割合です。つまり野菜・果物が2、肉類が1、穀物・豆類が5の割合の食事がバランスのとれた食事であると考えられます。偏食を長く続けると歯の異常や体の異常が生じやすく舌も不健康にみえます、気をつけましょう。