最終更新日時 : 2006/01/15

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むし歯のためのフッ素利用

■    フッ素予防 Q&A

Q1 フッ素には、なぜむし歯予防の効果があるのですか。

A1 フッ素には、歯質の強化(耐酸性増強)と、むし歯原因菌の酸産生の抑制という2つのむし歯予防の作用があります。

(1)歯質の強化は、萌出まもない幼若エナメル質のハイドロキシアパタイトの結晶がフッ素に触れ、耐酸性のあるフルオロアパタイトの結晶に置き換わることによって行われます。また、フッ素は脱灰され生じた小さいむし歯の部分に再度リン酸カルシウムの結晶をつくり、これを修復します。これは、「再石灰化作用」といい、最近フッ素の重要な役割の1つとして注目されています。

(2)酸産生の抑制は、フッ素がむし歯原因菌の歯垢中で酸産生酵素の働きを阻害することによって行われます。

Q2 フッ素利用は、いつ始め、いつまで続ければ良いのでしょうか。

A2 フッ素のむし歯予防効果は萌出後まもない歯に使用したとき、最も大きく現れます。乳歯は生後6ヶ月から3歳半頃まで、永久歯(智歯を除く)は4歳頃から中学3年生頃まで、つまり、生後まもない時期から中学校卒業まで、フッ素を利用すると効果があるとされてきました。最近では、成人の歯根面のむし歯にも20〜30%の予防効果があるという研究報告もあり、フッ素の利用は一生続けるべきといわれています。

フッ素の使用方法は、
1) フッ化物の歯面塗布

 直接歯の表面にフッ化物溶液を作用させることにより酸に強い歯を作ります。年に3〜4回の定期的な塗布が効果的です。

2) フッ化物配合歯磨剤
 ブクブクうがいができるようになってから (3歳前後)、フッ化物を配合した歯みがき剤を使用してブラッシングを行います。
 フッ化物配合の歯みがき剤を使用したブラッシングは、むし歯予防の効果が大きく、学校での歯みがきにも使用を勧めています。

3) フッ化物洗口
 フッ化物洗口は、低濃度のフッ化物溶液でブクブクうがいをして歯の表面に作用させます。ブクブクうがいが上手くできる4歳前後から勧めますが、飲み込まずに吐き出せることを確認してから行って下さい。生えてきた直後のむし歯予防対策として、4歳から15歳の間に最大の効果をもたらします。