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最終更新日時 : Japanese version only |
口を開けようとすると顎の関節が痛い。顎を動かすときに音がする。あまり大きく口が開かない。このような経験をしたことはありませんか? このような人は、顎関節症の疑いがあります。
これに加えて首や肩の凝り、頭痛、目まい、自律神経失調症などを伴い病院に行ったが、原因不明と言われた人の中にもこの顎関節症である可能性があります。
学問的にはまだはっきりしないところも多いのですが、この病気は顎骨の軸が関節の奧にはまりこんだ状態になって開け閉めしているうちに、クッションの役目をしている関節円板が傷ついたり、ずれたりしたときに起きる症状と考えられています。ただ、骨、筋肉、靱帯と、その運動が複雑に絡み合っていて、症状が起きるにはいろいろな因子がかかわっているといわれています。
噛み合わせがかかわる因子として、歯ぎしりや噛みしめる癖、偏側噛み、歯並びの不正、抜けた歯や虫歯の放置、不良な冠や義歯、成長期の噛み合わせのバランス異常、外傷などがあげられ、全身的にはストレスや姿勢の悪さ、性格、精神障害、リウマチ、それにスポーツなどによる衝撃、大あくびやカラオケのやり過ぎなど、実にさまざまです。
治療法としては、まず原因を見極めるコトガ第一ですが、具体的には、痛みがあれば痛み止めなどの薬物療法、口にマウスピースのようなものを入れて噛み合わせや顎を安定させるスプリント療法、口の開け閉めなどを訓練する運動療法やマッサージなどの理学療法、心理療法などがあります。手術による治療法もありますがどうしても痛みが改善しない場合のみで、全体の1パーセント程度といわれています。その場合も、かかりつけの先生の指示に従い正しい診断を受け、治療の後に専門医を紹介してもらうのが望ましいでしょう。
また逆に、原因がわかれば日常生活の危険を減らすこと(たとえば、大きなあくびをしない、カラオケをやり過ぎない、ほおづえをつかない、うつぶせで寝ないなど)でも症状が改善する場合があります。
現代はストレスの多い社会です。潜在的な顎関節症の予備軍は増えてきているはずです。このような症状を感じたら、まずかかりつけの歯医者さんに相談してみてください。