最終更新日時 : 2006/01/15

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 今回はお口の「ケガ」についてお話します。

 まず問題なのは、子供のケガをどうすればよいかでしょう。ケガのほとんどは、ブランコやすべり台をしていたり、転んだりする場合が多いですね。どうやってケガをしたのか? 交通事故、自転車走行中の転倒、転落、転んでなど、1.原因によりケガの大きさを予測することが大切です。場合によっては顎骨骨折や脳障害までも考えねばなりません。ブランコや自転車走行中などのように外力が加わっているかどうかも確認が必要です。

 次は2.場所ですが、子供達の多くは自分で転んでのケガがほとんどです。高さは子供の背丈以上の位置か否か、また、当たったところが机の角か木の床か、コンクリートか土の地面かの確認が大事です。

 最後は3.時で、いつアクシデントが起きたかが重要です。出血状態、腫れ、痛み、傷の治り具合などに影響します。

 さらに、子供が何か口にくわえて(オモチャなど)いたかどうか、それが壊れていた場合は、口の中に残っている可能性があるかどうかなど、きちんと知っておかなければなりません。診療室でも目に見えていないものは確認がむずかしく、レントゲンでも木製のものやプラスチックなどは写ってこないのです。

 血がたくさん出ていなければケガをしているところをきれいにし(水洗い)、傷口を確認して、血が出ているときは清潔なガーゼや布で5分ほど軽く押さえて止血をするのがよいでしょう。ただし、歯が抜けかかっていたり、一部の骨ごと動いていたりするときは触らないようにしましょう。

 また、抜けた歯が汚れていれば軽く水洗いし、水の中や牛乳の中などに入れて持参すれば、元のところに戻し固定することで、また使えるようになる場合があります。ケガ人の協力が得られるならば、本人の口の中に入れたまま持参してもよいのです。

 治療については、痛み止めをしてから傷口の清掃消毒、異物を除去して止血、抜けかけた歯を戻したり、ぐらついているところを固定したり、開いた傷口を縫ったりします。応急処置の後、経過によって歯の神経が痛む場合には、歯の中の処置が必要になります。

 ただし、年齢(2歳以下)によっては、治療そのものが困難であったり、傷口を安静に保つことが難しかったりすることがあり、ケガの程度で消毒だけしか行えない場合もあります。このような点に注意して、ケガをしたときはケガの程度を確認して、早めにかかりつけの歯医者さんに相談するのがよいでしょう。