最終更新日時 : 2006/01/15

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 今回は糖と虫歯の関係についてお話します。一般的に「虫歯菌」といわれている細菌が口の中のブドウ糖を取り込み、歯にくっついて水に溶けないプラークという細菌の住み家を作ります。この中に住みついた菌が食物中の糖分を分解して酸を出し、歯の表面のミネラル(カルシウム、リン)を溶かして穴を開けていきます。これが虫歯の始まりです。

 虫歯は、糖と細菌と歯の三つが一定時間以上接触して初めてできてきます。虫歯をなくすためには、口の中から糖をなくすか、虫歯菌をなくすか、あるいは極論をいえば歯をなくせばよいのです。そして一番簡単な方法は糖を減らすことです。

 砂糖(ショ糖)が虫歯の誘因になることは皆さんご存じだと思います。砂糖はブドウ糖を含み、糖の中でもプラークになりやすく酸もできやすいのです。砂糖の食べ方が虫歯の発症に影響しています。単なる食べた量ではなく、口の中に糖がどれくらいの濃度でどれくらいの時間存在しているかが関係します。

 具体的にいうと、アメやキャンデーを口の中になくなるまで溶かしていたり、スポーツドリンクや清涼飲料水(ノンカロリーを除きます)を頻繁にチビチビ飲んだりしていると、長い時間ブドウ糖が口内に存在するので虫歯の発生に悪影響を及ぼします。子供にスナック菓子を袋ごと与え、ずっと食べさせ続けるのも好ましくありません。チューインガム(シュガーレス、キシリトール入りは除く)は糖が長時間存在するというだけでなく、歯磨きが困難な隙間にまで糖を行き渡らせてしまいます。

 歯磨きは、口の中から糖と細菌を減らす良い手段です。歯磨きができないとき、口の中に糖が入ってすぐならばクチュクチュうがいをするだけでも効果的です。ジュースや砂糖が入ったコーヒーを飲んだ後、真水やお茶で口をゆすぐだけで虫歯になりにくくなります。ただし、人前でやるといやがられるかもしれませんが・・・。