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最終更新日時 : Japanese version only |
歯周病(歯槽膿漏)という病名を聞いたことは、みなさんあると思います。今や生活習慣病の一つと数えられるようになったのがこの病気です。では、歯周病にはどのようにしてなるのでしょう。
だれでも口の中には、どんなに清潔にしていてもバイ菌はいます。しかし、バイ菌がいるだけでは何も起こりません。歯周病が起きるのは、
1.口の中のバイ菌の好きなえさ(とくに甘いもの)が来るとプラーク(歯垢)ができます
2.プラークが古くなると歯周病菌が増えてきます
3.歯周病菌が歯と歯茎の溝(ポケットといいます)に入り、歯茎をはらしはじめます
4.さらに深く進むと、歯の周りの骨を溶かしはじめます
5.ポケットは深くなりますが、歯周病菌の力と人間のやっつけようとする力のバランスが取れたところで、進行が一時的に止まります
6.両者のバランスが崩れるとさらに進行します
このようにして歯周病が成立するのです。
では、どのようにして治していくのでしょう。まず歯周病菌をポケットから減らすことから始めます。ポケット内の歯の表面にはバイ菌のウンチや死骸や毒素がこびりついていて、石のように固くなっています(歯石といいます)。それを大掃除してやればよいのですが、これは患者さん本人にはできません。歯科医院に行ってしてもらいましょう。しかし、ポケットより上のところの掃除は、患者さん本人の担当です。食事をするたびにバイ菌は繁殖しますので、歯茎より上の歯の表面にできたプラークを歯ブラシでゆっくり時間をかけて掃除をしましょう。せっかくポケットの中をきれいにしても、新しいプラークができて付いたままだと、またポケットの中に侵入してしまいます。ポケットの中をきれいな状態に保つことができ始めると、歯と歯茎がくっついてきてポケットが浅くなってきます。しかし、溶けた骨が再生して元にもどるわけではなく、歯と歯茎の弱い結合が得られるだけなのです。だから歯茎より上のプラークコントロールは一生続けなければならないのです。
磨き残しが生じて、またポケットができれるかもしれません。治療しても残るポケットがあるのも事実です。だから定期検診が必要なのです。定期検診で磨き残しのチェックとポケットの中の掃除が行われれば、バイ菌もそれほど悪さをすることはできないはずです。